団塊世代を総括する
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団塊世代を総括する
人気ランキング : 93291位
定価 : ¥ 1,575
販売元 : 牧野出版
発売日 : 2005-07 |
価格:¥ 1,575
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団塊世代の功罪の関係が頷けた。 |
団塊世代の子育てに疑問を投げかけた文脈は頷けなくはない。アウトドア指向も若いとき都会にこぞって行った反動だろうし、首都圏マンションが売れるのも団塊高齢化による現象でもあり、いずれにせよ、多数派が行動すると社会現象になるのだろう。団塊ジュニア世代の動向がこれからのキイポイントになるのだろう。それにしても、少年少女やあの時代の風景がとても懐かしかった。うう〜ん、私も団塊世代か。
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データ主義に徹してほしかった。 |
〜2007年を目前にして、「団塊世代」をテーマにした本が増えつつある。
感情的な論議が多いなかで、具体的な数字や統計・アンケート調査をもとにした、マーケティング・アナリストらしい著者の分析には説得力がある。
それだけならよかったのだが、最初と最後に著者のどうやら本音らしい、根拠に乏しい私怨のようなものが述べられていて、せっかくのデータ主義〜〜が損なわれているのが残念である。〜
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団塊の虚像 |
団塊の世代の裏と表を使い分けるキャラクターイメージを論理的に説明。ステレオタイプの評論では味わえない、正しい団塊の世代像を捕らえている。ことばだけ理屈っぽいが、実は感情的で、本音では小市民的な人生観で狡猾に生きている同世代人を身近に知っているひとには、うなずける論評も多いと思う。
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「二世代パラサイト」を生み出した団塊の世代 |
本書は、「主に消費という視点から団塊世代の風俗史、生活史」(259頁)を論じたものである。その特徴は、マーケティング論を得意とする著者らしく、各種の世論調査を用いているところで、ゆえに人口学的、財政学的、社会学的論点とは別のものを提供している。
本書の最も興味深い点は、団塊の世代がその子供の世代に対してどのような影響を与えたのかについて明らかにしているところである。「消費」が突出し、反抗を常とし、そして勤労意欲に欠ける団塊の世代が量産したのは、まさにニート、フリーターであり、この点について著者は「団塊の世代が定年を迎えれば、団塊世代への年金と、その子供のフリーターという、親子2世代にわたる大量の国家へのパラサイトたちによって、日本は間違いなく破綻する」(37頁)と喝破している。
著者はこのことについて、別の著作でも述べてきたように、「マイホーム・イデオロギー」に裏付けられることで誕生した郊外地域において子供が育ってきたことの弊害、勤労概念を教えてこなかったことの問題などを指摘している。「ニート問題」が、こうした団塊の親の問題から指摘していることは極めて示唆的である。こう考えれば、格差社会批判の文脈で「ニート擁護」が主に団塊世代の人士によって行なわれているのは、まさに自らの擁護、ないしは責任感覚の欠如であることも、ここから把握できる。(ただし、団塊の子供世代でのニートはあくまでも少数派であると指摘しておきたい。)
この上で、著者は、団塊の今後取りうる方策として、自ら起業して、現役世代への依存を回避するだけではなく、それによって自らが生み出したニートを雇用すべきと提言している。しかし、評者としては、依存することに一切の躊躇がない団塊やニートに期待することはできず、団塊の年金の引き下げや、ニートへの徴税強化などによって、強制力をもって行なう以外に、方法はないと思われる。